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2019年5月30日

TOJ東京ステージ視察


伊豆半島・東部地域へのイベント誘致等について
~TOJ東京ステージ視察を踏まえた考察~

 

背景

◇東京オリンピック自転車競技ロードレース大会を来年に控えて、関心が向かない、知っている人が限られているという状況である。

◇日本のスポーツの中では、自転車のロードレースはマイナー競技であり、一般の人が興味を持つきっかけが薄い。

◇一方で、静岡県東部地域は自転車に関するイベントの数は全国でも有数の地域である。それはサイクルスポーツセンターや富士スピードウェイといった地域資源があり、公道ではないサーキットが利用されているからである。

◇結果的に、一般の目に触れることがなく自転車競技が行われているという状況があり、関心が向かないというだけでなく、周辺の産業の投資も行われないという循環にある。

 

目的

E-SPO会員のみならず、東部の経済人に自転車競技の魅力、産業として発展の可能性を知って、その礎を担ってもらうことを目的とした。

 

実施内容

◇当日の参加は募集期間が短い中で各企業から15名の参加者が集まった。

◇主な企業は、金融機関、新聞社、広告代理店、行政等からの参加

◇60%がロードレースの観戦経験がほとんどないメンバーだったので、往路のバス中にてE-SPOサイクルスポーツ部会部会長から、「自転車競技の概要」から始まり、「ロードレースの種類」を説明し、最後はTOJ(ツアーオブジャパン)の概況をお知らせした。

◇地元三島市に拠点を置く、チームブリヂストンサイクリングの活躍や、前日の伊豆ステージまでの優勝争いについての解説をした上で、最後となる東京ステージの見どころ、注目選手等を挙げて関心を向けられるように促した。

◇詳細はアンケートの方にあるように、地元のチームブリヂストンサイクリングの注目選手が優勝したために、観戦の満足度は非常に高いものであった。(Q7. 迫力があり楽しく観戦できた。→ 100%)

◇また、チームブリヂストンサイクルとは事前に連絡を取り合い、参加者と選手が触れる時間を作り、ブリヂストンチームのメンバーの優勝により、より大きな関心と親近感を得られたという感想が得られた。「選手とファンが近い」「選手との距離感が近い」

 

考察

◇観戦のポイントとしては、「大型ビジョンによるレースの実況」は、ほぼ全員が必要性を感じている。
目の前を疾走する選手達を見送った後に、レースの展開をビジョンによって確認するというのが一番理解を深める観戦方法と思われる。

◇また大型ビジョン以外にも75%が自転車メーカーのブースが楽しみとしている。

◇レースの時間が長いため、レース以外の楽しみの提供は必須である。

◇TOJの東京ステージは、都心からも公共の交通機関を使ってもさほど遠い場所ではなく、また日本のスポーツサイクリングの主要なマーケットを抱えているということもあり、公式発表で113,000人もの観客を集めた。

◇今後の静岡県東部における自転車競技開催においては、やはり観客をいかに集めるかが重要である。多くの観客が集まらないと、関心、注目がされず、産業面では民間投資に向かっていかない。

◇現状のマーケットから考えると、首都圏の巨大なマーケットをどう取り込んでいくか?というところが鍵になってくると思われる。

◇そのためPRの必要性を指摘する意見もあった。

◇一方でTOJとは直接関係ないが、宇都宮のケースは参考になると思われる。

◇宇都宮市は1990年に自転車ロード競技の世界選手権が開催され、そのレガシー大会としてジャパンカップを毎年開催している。メインレースは日曜のみだが、関連するイベントを土曜に開催し、両日で14万人を集められる大会に成長している。

◇また、地元密着型のプロチーム、宇都宮ブリッツェンは地元スポンサーが付き、また熱烈なファンが全国のレースに応援についてくる。

◇日本のJプロツアーを主管しているJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)は、2021年より、それぞれのプロチームを企業主体から地元密着型に変える方針を打ち出している。

◇本県東部地域も例外ではなく、サイクルスポーツセンターや今回のオリンピック・パラリンピック開催という他にはない環境が揃っていることを考えると、地元プロチームを作り、地元スポンサーがこれを盛り上げていくことが必要である。

◇今後は、オリンピック・パラリンピックのレガシーとしての国際的な大会を山梨県、神奈川県とともに誘致し、開催していくということが、さらなる産業としての発展に繋がっていくと考えられる。


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